基本用語集

気候変動への対応に関する基本用語集その他

CSV

Creating Shared Value (共通価値の創造) の略で、企業が社会ニーズや問題に取り組むことで社会的価値を創造し、その結果、経済的な価値も創造されることを意味します。アメリカの経営学者マイケル・ポーター教授が提唱しました。
CSRとの違いとして、どちらも同じ社会に対する責任や活動ですが、従来のCSRがコンプライアンス (法令順守) や、環境マネジメント、フィランソロピー (社会貢献的活動) など本業の周辺としての活動であったのに対して、CSVは本業=事業そのものでの戦略的展開が目指されています。CSVはより事業融合的な概念として、社会的価値の実現を通じて事業価値や競争力を確立する動きとなります。

ニューノーマル

現在では、コロナ時代の新しい日常 (生活・社会) を指します。
政府の 「骨太の方針 (経済財政運営と改革の基本方針2020)」 では、「今回の感染症拡大の後世界各国が 『新たな日常』 に向けた取組を模索する中で、我が国がそのフロントランナーとなるべく、官民が連携して国内外でSDGs推進の機運を醸成し、こうした分野の取組や関連投資・事業を強化する必要がある」 としています。その中で温暖化対策関連では、「環境と成長の好循環を実現するため、脱炭素化の取組を推進、特に 『革新的環境イノベーション戦略』 に基づき研究開発や投資を促進し、産業革命以来増加を続けてきた二酸化炭素を減少へと転じさせる 『ビヨンド・ゼロ』 を目指す、グリーンボンドの発行等を含めESG投資を推進する」 等としています。

グリーン・リカバリー

持続可能な経済復興を意味し、コロナ後の経済復興に世界各国が財政出動せざるを得ない際に、その負担をするならば温暖化対策に役立つ投資へ振り向けようという考え方です。
欧州委員会は2020年5月、復興基金をつくり加盟国に財政補助や融資を実施すると発表した中で、グリーン・リカバリーを 「成長戦略の要」 と位置付けました。

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