太陽光発電システムの故障原因と寿命は?長く使い続ける方法ポイントについても解説
2026.4.22
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目次
太陽光発電システムを導入したなら、一日でも長く使い続けたいものです。
そのためには、故障を招く原因を正しく理解しておくことが欠かせません。
今回は、設備が故障する主な要因から、異常のサインや長く運用するための秘訣まで詳しく解説します。
大切な設備を守るためのヒントを一緒に探ってみましょう。
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太陽光パネル・パワーコンディショナーの寿命
太陽光パネルとパワーコンディショナーでは、期待できる寿命が異なります。
パネルの寿命は、おおよそ20年から30年程度。メーカーの保証期間は、おおよそ20年から25年程度です。
一方で、パワーコンディショナーの寿命は10年から15年程度です。
制御基板等の電子部品が多く、パネルより劣化が早く進む傾向があります。
パネルよりも先に交換が必要となるケースが多いため注意が必要です。
機器ごとの特性を理解して、適切な交換時期を見極めましょう。
関連記事:太陽光パネルの寿命はどれくらい?劣化要因と長持ちさせるポイントを紹介
法定耐用年数と寿命の違い
太陽光発電設備の法定耐用年数は原則として「17年」とされています。
法定耐用年数は寿命とは異なり、税務上の計算で使われる期間です。
減価償却を行う際は国税庁が決めたこれらのルールに従い、あらかじめ決まった期間をもとに、毎年の経費を算出しなければなりません。
法定耐用年数を知っておくと、運用コストの予測が立てやすくなります。
太陽光発電設備と減価償却の関係については、下記の関連記事をご覧ください。
関連記事:太陽光発電の減価償却とは?計算方法や耐用年数をわかりやすく解説
太陽光パネル・パワーコンディショナーが故障する4つの原因
太陽光発電の設備が故障する原因は、大きく下記4つのカテゴリーに分けられます。
- ●自然災害
- ●鳥獣被害
- ●初期不良や施工ミス
- ●経年劣化
それぞれの原因がシステムにおよぼす影響について、事例を交えながら詳しく見ていきましょう。
自然災害による故障
地震や台風、津波等避けられない自然災害によって太陽光パネルやパワーコンディショナーが故障してしまうことは珍しいことではありません。
地震による激しい揺れでパネルの表面が割れてしまったり、台風等の強い風によって、パネルが架台から飛散してしまったりすることもあります。
津波の被害を受けた場合、パネル内に海水が侵入して配線が腐食してしまう可能性も生じます。
また、落雷によるパワーコンディショナーの故障にも注意が必要です。
雷は電柱や電線、さらには蓄電池にまで流れることがあります。また、直接の落雷でなくても、近隣への落雷による誘導雷サージには注意が必要です。
自然の力は非常に強大なため、システム全体を保護する対策を検討しておきたいところです。
鳥獣被害による故障
身近に生息する生き物たちが、設備の不調を招くことも珍しくありません。
鳥や小動物がパネルの周辺を生活拠点にすることで、太陽光発電設備に物理的なダメージを与えるためです。
鳥や小動物は、太陽光設備に思わぬ影響をおよぼします。
カラスが石を落としてパネルを割ることがあるほか、鳩の糞が付着して発電効率を下げることもあります。
糞に含まれる成分は表面のコーティングを傷める原因にもなります。
また、パネル裏に巣を作られると、枝や落ち葉が溜まり、放熱が妨げられて異常発熱につながる可能性があります。
ケーブルを噛み切られ、突然発電が止まるケースも少なくありません。
動物たちの行動は私たちの想像を超えることが多いため、注意が必要です。
定期的にパネルの状態を遠くからでも眺める習慣を身につけておきましょう。
経年劣化による故障
常に日光や雨風にさらされる過酷な環境下で、素材が徐々に消耗するため、どれほど性能が良い設備であっても、時間の経過による劣化は避けられません。
まず、電気を変換するパワーコンディショナーの効率は年々少しずつ下がっていきます。
これはどれだけ高性能なものであっても避けられない劣化です。
パネルを保護するガラス面も、長年の砂埃等で細かい傷が増えていきます。ガラスが白く曇ってしまうと、日光が届きにくくなり発電量も減少します。
特に注意したいのは、パネル内部でセルを守る封止材の変色です。
このEVAシートと呼ばれる素材が劣化して黄ばんでくると、光を通す力が弱まります。
場合によってはシートが剥がれ、内部に水分が浸入するトラブルが起きるかもしれません。
こうした経年劣化は、日々の発電データをチェックすることで早めに察知できます。
性能の低下を感じたら、メンテナンスを検討する一つの目安にしてみましょう。
初期不良や施工ミスによる故障
製品が正常であっても、設置方法に不備があれば本来の力を発揮できないため、導入時の工事の仕上がりが、その後の稼働率に大きな影響を及ぼします。
例えば、土台となる架台の固定が甘いとパネルの角度が徐々にズレることがあります。
太陽光を受ける最適な角度が崩れることで、発電効率が著しく低下してしまうのです。
強風が吹いた際にガタつきが生じ、そこから大きな破損へと広がってしまうケースも見られます。
例えば施工時のトルク管理や差し込みが不十分な場合、接触抵抗の増大により異常発熱やアーク放電を引き起こし、最悪のケースでは火災事故へと発展しかねません。
加えて、工場や倉庫の屋根における防水処理(コーキング不備やボルトの締め忘れ)は、建屋内部への雨漏りを誘発し、精密機械の故障や操業停止といった二次被害を招く恐れがあります。
こうした施工品質に起因する不具合は、竣工時の外観検査だけでは判別が困難です。
事業の長期安定稼働(LCOEの低減)を実現するためにも、高度な技術力と厳格な施工管理体制を持つパートナーの選定が不可欠と言えます。
太陽光パネル・パワーコンディショナーの故障症状
システムが故障しているサインを見逃さないことが、被害を最小限に抑えるポイントです。 異常は目に見える形だけでなく、音や匂いとして現れることもあります。
主な症状として
- ●発電量の低下
- ●異音や異臭
- ●モニターのエラー表示
等があげられます。
これらのサインを早期に察知して、適切な対応を心がけましょう。
発電量の低下
太陽光発電の不調をもっとも実感しやすいのは、発電量の低下です。
まずはモニターをチェックして、数値に違和感がないか確認してみましょう。
故障の現れ方は、ある日突然ガクッと下がる場合もあれば、数ヶ月かけて徐々に落ちていくケースもあるため、判断に迷ったときは、過去の同じ月のデータと比較してみましょう。
天候の影響を考慮しても明らかに数値が少なければ、パネルの破損や汚れ等のトラブルが隠れているかもしれません。
季節ごとの変動に惑わされず、客観的なデータで判断することが重要です。
毎日の発電量を記録する習慣を持つことで、小さな異変にも気づきやすくなるでしょう。
異音や異臭
普段は聞こえない音や不快な匂いがしたときは、深刻なトラブルを疑いましょう。
これらは機器の内部で火災につながるような危険な事象が起きているサインかもしれません。
- ●「ジー」「ブーン」等の継続的なノイズ
- ●機械どうしが擦れるような音
- ●プラスチックが焦げたような匂い
- ●鼻をつく化学的な異臭
こうした症状は配線のショートや異常な発熱を起こしている可能性が非常に高いです。
もし異変を感じたら安全のためにすぐに稼働を止め、システムを停止させてください。
無理に自分で確認しようとせず、速やかに専門業者へ連絡しましょう。
モニターのエラー表示
システムの異常を具体的に知るためには、パワーコンディショナーのディスプレイ表示を確認しましょう。
多くの製品では、不具合の内容を数字や記号の組み合わせで知らせてくれる仕組みになっています。
突然モニターに見慣れない文字が表示されたら、まずは落ち着いて取り扱い説明書を開いてみてください。
表示されたコードの意味を調べることで、一時的なエラーなのか修理が必要な故障なのか判断可能です。
自分で行える簡単な復旧操作で解決する場合もありますが、安易な自己判断は禁物です。エラーの内容が重篤なものであれば、そのコードを記録に残した上でサポートセンターへ相談しましょう。
機械からのメッセージを正しく受け取ることが、安定した稼働への近道となります。
メンテナンスの手間をなくす新しい選択肢
太陽光パネルの故障を未然に防ぎ、資産価値を維持するためには定期的なメンテナンスが不可欠です。
しかし、いざ実施するとなると点検業者の選定から見積もりの比較、実施スケジュールの調整等、その工程は驚くほど多岐にわたります。
本来の業務で忙しい毎日の中、こうした煩雑な事務手続きを「片手間」に進めるのは大きな負担ではないでしょうか。
メンテナンスの重要性は理解していても、そこに割く時間と労力が確保できない……。
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まずは、サービスの詳しい内容をチェックすることから始めてみましょう!
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- ※沖縄・離島など一部地域を除きます
太陽光発電システムの長期的な稼働のためにできること
太陽光発電システムを20年、30年と使い続けるためには、日頃の備えが欠かせません。
機械はいつか壊れるものですが、適切なケアによってその時期を遅らせることは可能です。 長く安定して電気を作り続けるために、私たちができる具体的な対策を確認してみましょう。
ここからは、専門的なサポートを活用しながら性能を維持するポイントについて解説します。
発電所の監視や定期点検を行なう
システムの健康状態を保つためには、定期的な点検と日々の監視が非常に重要です。
太陽光パネルは屋外の目立たない場所に設置されるため、異変に気づきにくいという特徴があります。
人の目が届かない場所で、思いがけず腐食や劣化が進行していることもあるかもしれません。
こうしたリスクを回避するために、遠隔監視装置の導入がおすすめです。
スマートフォン等で発電状況をチェックできれば、不具合をいち早く見つけることができ、早期解決につながります。
また、より確実な維持管理を目指すなら、外部の保守サービスを頼るのも一つの手です。 知見の豊富な会社に運用・保守を委託することで、機器の機能を最大限に引き出せます。
プロの目で定期的にチェックを受けることが、故障の芽を摘む最善の方法と言えるでしょう。
駆けつけサービスを活用する
専門知識を持ったスタッフが現場へ急行してくれる体制があれば、被害を最小限に抑えられます。
不具合が起きたときは、まずシステムを購入した販売店へ相談してみてください。
多くの販売店では、点検や問い合わせに対して無償で応じてくれるケースがほとんどです。
自分一人で悩まずに、まずはプロのアドバイスを仰ぐことから始めてみましょう。
もし機器の交換や修理が必要になった場合でも、販売店が窓口になればスムーズです。
保証期間内であれば、メーカーへの連絡から交換作業の手配まで一括で任せられることも。
万が一のときの連絡先を明確にしておくだけでも、運用の安心感が大きく変わります。
専門業者に依頼する
設備のメンテナンスや修理については、必ず専門の業者に依頼するようにしましょう。
太陽光発電システムは高電圧を扱う精密機器であり、自己判断での作業は危険を伴います。
知識がないまま配線やパネルに触れてしまうと、思わぬ感電や火災を招く恐れがあります。例え小さな不調であっても、経験豊富なプロの診断を受けることがもっとも安全な近道です。
専門業者は専用の機材を使い、目に見えない内部の不具合まで正確に特定してくれます。お住まいの地域の気候に合わせた、適した維持管理の方法を提案してくれるかもしれません。
信頼できるパートナーと一緒に設備を見守ることで、運用の負担を減らすことができます。確かな技術を持つプロの力を借りながら、大切なシステムをしっかりと守っていきましょう。
故障検知から修理までおまかせ。プロの視点がもたらす「圧倒的な安心感」
太陽光パネルのパフォーマンスを維持するためには、定期的な点検だけでなく、異常の早期発見や迅速な修理対応が欠かせません。
しかし、これらを自社で管理しようとすると、複数の業者とのやり取りや見積もりの精査、報告書の管理など、膨大な事務作業が発生します。
太陽光パネルの導入を検討中の方は、ぜひ「エネルギーのプロに、管理のすべてをワンストップで委ねる」ことを検討されてはいかがでしょうか。
「メンテナンスの重要性はわかっているけれど、日々の業務の片手間にそこまで手が回らない」
「専門外の判断を迫られても、何が正解かわからない」
こうした負担をゼロにし、安心感へと変えるのが、関西電力の太陽光発電オンサイトサービスです。
【関西電力が選ばれる3つの理由】
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- ●24時間365日の遠隔監視で「見えない故障」を逃さない
- ●関西電力グループの信頼と実績に基づく「確かな品質」
メンテナンスを「面倒なコスト」と捉えるか、「資産を守るための投資」と捉えるか。その選択が、10年後、20年後の収益に大きな差を生みます。
「自社で管理した場合と、どれくらい手間が変わるのか知りたい」などのご相談からでも構いません。
太陽光発電の維持管理に関するお悩みは、ぜひ関西電力へお聞かせください。
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まとめ:太陽光発電を長期間、安心して使い続けるために
太陽光発電システムを長持ちさせる秘訣は、故障の原因を知り、早めに対策を打つことにあります。
自然災害や経年劣化等は避けられませんが、日々の観察と点検で被害は防げるはずです。
少しでも発電量に違和感があったり、異音を感じたりしたときは、すぐに専門家へ相談しましょう。
安定した運用を続けることは、長期的な節電効果や環境保護にもつながります。
愛着を持って設備をケアし、長く活用していきたいですね。
監修者
関西電力株式会社 法人向けソリューションサイト 編集チーム
法人向けソリューション紹介サイトの企画・編集を担当。脱炭素やエネルギー分野をはじめ、企業の課題解決に資する情報を分かりやすく発信している。
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