業務用エアコンの掃除は自分でできる?業者依頼の料金相場と節電方法も解説

2024.10.1

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業務用エアコンの掃除は自分でできる?業者依頼の料金相場と節電方法も解説

業務用エアコンも、家庭用エアコンと同様定期的に掃除を行う必要があります。家庭用エアコンより掃除に手間がかかるため、自分で掃除できるのか気になる方もいるでしょう。

結論からいうと、業務用エアコンの掃除はプロでなくても対応できます。しかし、汚れている場所や汚れ具合によっては業者への依頼がおすすめです。

この記事では、業務用エアコンの掃除方法や、業者に依頼する場合の費用相場について詳しく解説します。ぜひ参考にして、業務用エアコンの掃除を行ってください。

なお、業務用エアコンを使う際は、掃除以外にも専門業者等による定期的な点検・メンテナンスの義務があります。点検内容や方法等、詳しくは以下の記事で紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。

業務用エアコンを掃除しないリスク

業務用エアコンの掃除を怠ると、以下3つのリスクが生じます。

  • ●エアコン内部のカビ発生
  • ●エアコンの性能低下
  • ●電気料金の増加

上記のトラブルを避けるためにも、定期的なエアコンの掃除が必要不可欠です

エアコン内部にカビが発生し異臭やアレルギー症状の原因となる

エアコンを掃除せずに長期間放置すると、内部にカビが生えてしまいます。内部にカビが生えた状態でエアコンを使うと、カビの胞子が部屋の中に拡散されるため、異臭が発生し、アレルギーを引き起こすリスクも高まります。

体質的に敏感な従業員がいる場合は、効率の低下を招く等、業務への影響が出る可能性もあるでしょう。

エアコンの定期的な掃除を行えば、カビの繁殖を抑えられ、職場環境を清潔に保てます。

エアコンの性能が低下し効きが悪くなる

定期的にエアコンの掃除を行わないと、空調の性能が下がって冷暖房の効きが悪くなります。

汚れでフィルターの目詰まりが起こると空気の通りが悪くなり、熱交換器を通る風量が減少し、運転効率が落ちるのです。そのため、長期間掃除をしていないエアコンは、冷えにくい・温まりにくい現象が起こります。

電気料金の増加につながる

エアコンの運転効率が悪くなると、より多くのエネルギーを消費するようになり、その結果、電気料金の増加につながります。場合によっては、通常の1.5倍の電気料金がかかるケースもあります

定期的にエアコンの掃除を行ってフィルターをきれいにすれば、電気料金の削減が期待できるでしょう。

業務用エアコンのフィルター掃除を自分でする方法

業務用エアコンのフィルター掃除は、自分でもできます。用意するものは、以下のとおりです。

  • ●掃除機
  • ●古い歯ブラシや掃除用ブラシ(柔らかいもの)
  • ●新聞紙

以下の手順に沿って、業務用エアコンのフィルター掃除を行いましょう。

順番 作業手順
1
  • ●エアコンの運転を停止し、グリルを開ける
  • ●グリルの開け方はメーカーによって異なるが、ツマミを押して開けるタイプが多い
2
  • ●グリルについているフィルターをそっと取り外す
3
  • ●フィルターについたホコリを掃除機で吸ったりブラシで取り除いたりする
  • ●下に新聞紙等を敷くと床が汚れない
4
  • ●汚れがひどい場合は水洗いをして陰干しし、よく乾かす
5
  • ●取り出した時とは逆の手順でフィルターとグリルを戻す
  • ●グリルを閉める時は、固定ひもを挟み込まないよう注意する

また、エアコン内部までは自分で掃除できません。日常的なフィルター掃除は自分たちで行い、定期的にエアコン内部の掃除をプロに依頼するのがおすすめです。

業務用エアコンの掃除を自分でする際の注意点

業務用エアコンの節電方法

業務用エアコンを自分で掃除する際の注意点は以下のとおりです。

注意点 詳細
必ず電源を落としてから作業する
  • ●エアコンを稼働させたまま掃除すると、動いているファンに指が触れてケガをする可能性があるので危険
  • ●他の人が誤ってエアコンを稼働させないよう、該当する場所のブレーカーも落とすといい
分解して掃除しない
  • ●フィルターを取り外す以上の分解をして掃除すると、故障の原因になることがある
市販の掃除スプレーを使って内部を掃除しない
  • ●市販の掃除スプレーを使っても、内部の汚れは洗い流せない
  • ●残った洗剤が健康被害を及ぼしたり、故障の原因となったりする可能性がある
電気系統には触らない
  • ●配線や基盤等には手を触れないようにする
  • ●電気系統に触るとエアコンが故障するおそれがあり、メーカー保証も効かなくなるケースが多い
鋭利なものを使用しない
  • ●マイナスドライバー等の鋭利なものを使って掃除すると、エアコンを傷つけてしまい、故障する原因になる
可能なら2名以上で行う
  • ●業務用エアコンは天井に埋め込まれている場合も多く、フィルターを取り外すには脚立で高所に上る必要がある
  • ●安全のためにも2名以上で行うといい
フィルターは陰干しでしっかり乾かす
  • ●早く乾かしたい場合はタオルで拭いてから陰干しするか、ドライヤーの冷風を使う
  • ●濡れたままフィルターを戻すとカビの原因になる
  • ●天日干しやドライヤーを使って乾かすとフィルターが傷みやすいので避ける

業務用エアコンは作りが複雑です。大丈夫だろうと思って無理に分解したり触ったりしてしまうと、故障につながる可能性があります。誤った方法による掃除が原因で故障すると、メーカー保証も効かなくなるケースが多いです。

エアコンの掃除料金を削減しようと自分で掃除した結果、修理代がかかったり新たに購入する必要が出てきたりと、かえってコストがかかる可能性もあります。フィルター以外の部分は自分で行うのではなく、業者に任せましょう。

業務用エアコンの掃除を業者に依頼したほうがいいケース

業務用エアコンの掃除を業者に依頼した方がいいケースは、以下のとおりです。

  • ●エアコンが高所にある
  • ●エアコンの内部が汚れている
  • ●1年以上エアコンの掃除を依頼していない
  • ●エアコンから異音や異臭がする

紹介したとおり、業務用エアコンを内部まで自分で掃除するのは難しく、使用とともに汚れが溜まりやすいです。

快適にエアコンを使い続けるためにも、1年に1回を目安に、業者に掃除を依頼しましょう。

業務用エアコンの掃除を業者に依頼する場合の料金相場

業務用エアコンの掃除を業者に依頼する場合の料金相場を紹介します。

作業内容 1台分の料金相場
天井埋め込みタイプ 20,000円~45,000円
天井カセット4方向 (正方形) 25,000円~35,000円
天吊自在形4方向 17,000円~28,000円
壁掛け型 17,000円~20,000円
床置き型 17,000円~35,000円
室外機クリーニング 4,000円~10,000円

上記以外にも、深夜・早朝に作業を依頼する場合の割増料金や、通常の脚立では届かない高い位置にエアコンが取り付けられている場合等、別途費用がかかることもあります。

自社のエアコンクリーニングがいくらになるのか、正確に知りたい場合は見積りを取りましょう

業務用エアコンの省エネ・節電なら関西電力の 「おまかSave-Air®」 がおすすめ

業務用エアコンの掃除を怠ると、エアコンの稼働効率が悪くなったり、電気料金が増えたりするリスクがあります。ただでさえ空調にかかる電気料金の負担は大きいため、日頃から定期的なメンテナンスや掃除を心がけましょう。

業務用エアコンの省エネ・節電でコストを削減するなら関西電力の 「おまかSave-Air®」 がおすすめです。「おまかSave-Air®」 は電力使用量・最大電力を抑制することで、空調にかかる電気料金の削減を図ります。

関西電力の 「おまかSave-Air®」 はAI自動チューニング機能を搭載した新たな空調制御サービスで、以下の特徴とメリットがあります。

関西電力の 「おまかSave-Air®」 のメリット

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  • ●電力使用量と最大電力を抑えることで電気料金10〜20%削減※1
  • ●工事にかかる期間は2〜3日程度、既存の室外機に後付けするのみで改修工事も不要※2
  • ●ダイキン工業・日立・三菱等の国内主要空調メーカーに対応しており※3、メーカー保証も継続
  • ●最短数ヶ月〜半年前後で調査・提案・導入とスピーディな対応が可能※4

サービス料金の安さや工事の手軽さ、電気料金の削減効果等、空調の省エネを検討中の企業にとって大きなメリットがあるサービスです。

関西電力公式サイトでは、「おまかSave-Air®」 の導入による概算の電気料金削減額がわかる10秒シミュレーションが用意されているので、ぜひご検討ください。

  • 一定条件に基づく効果であり、削減を保証するものではありません。
  • 設置状況等により一部室内工事が発生する可能性があります。
  • 一部対象外の機器があります。
  • 初回契約は原則6年、初回契約終了後は1年毎の自動更新となります。また、お客さまのご都合で解約いただく場合には、解約金をいただきます。

業務用エアコンは定期的な掃除を

ここまで、業務用エアコンの掃除の必要性や自分で行う掃除方法を解説しました。日頃からフィルター掃除を行うことは、快適な環境を維持するためにも電気料金の増加を防ぐためにも重要です。

自分でフィルター掃除を行う際は、注意点を理解した上で安全に配慮し、年に1度の頻度で業者への掃除も依頼しましょう。

また、フィルター掃除も電気料金の削減に有効ですが、より空調設備にかかる電気料金の経費削減・省エネを目指すなら、関西電力の 「おまかSave-Air®」 をぜひ検討してください。

大岩 俊之(おおいわ としゆき)

監修者 大岩 俊之(おおいわ としゆき)

家電製品総合アドバイザー。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。

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