コスト削減とは具体的に何をする?メリットや手順、削減方法のアイデアを解説

2025.6.6

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企業が人件費や経費等のコスト削減に取り組むことで、単なる節約だけでなく、収益力の向上といった経営上のプラス効果も期待できます。

しかし、具体的にどこから手をつければいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、コスト削減の手順や方法等について解説します。自社に合った方法を見つけ、実践にお役立てください。

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コスト削減とは?

企業活動におけるコストとは、企業が利益を得るために必要な活動にかかるすべての費用のことです。

つまり、コスト削減とは「利益を得るために必要な企業活動にかかる費用を削減し、利益を増やすことを目的に行われる施策」です。

一般的に、企業が利益を増やすには 「売上を増やす」か「コストを減らす」の2つの選択肢が挙げられます。

例えば、売上高が1,000万円で経費が800万円の企業の営業利益は200万円となり、利益率は20%(200万円÷1,000万円×100)です。

ここで経費を10%(80万円)削減できれば営業利益は280万円(1,000万円-720万円)となり、利益率は28%(280万円÷1,000万円×100)まで上昇します。

一方、利益率20%を維持しながら、同じく280万円の営業利益を出すには1,400万円(40%増)の売上高が必要です。

企業におけるコストとは?

企業活動におけるコストには、原材料費、人件費、交通費、販促費、水道光熱費、家賃等がありますが、ここでは3種類の主なコストについて解説します。

  • ●人件費
  • ●経費(交通費や販促費等)
  • ●事業所の維持費用(家賃や水道代、電気料金等)

人件費

人件費は「外部コスト」と「内部コスト」の2種類に大きく分けられます。

  • ●外部コスト : 求人広告、会社案内パンフレット、宣伝動画、会社説明会等にかかる費用
  • ●内部コスト : 従業員に対して支払う給与や通勤費、残業代等の各種手当、賞与等

これらのコストは固定費であり、削減が最も難しいコストです。「就職白書2020」 によると、2019年度の新卒採用には93.6万円/人、中途採用には103.3万円/人の採用コストがかかっています

求人広告や会社案内パンフレット、会社説明会を開催するための諸費用等、人材の確保には多くのコストがかかります。

また、従業員に対して支払う給与や通勤費、残業代等の各種手当の人件費は、売上の確保が難しい場合でも簡単に下げられません。

経費

企業における経費とは、事務用品の消耗品費や交際費、広告宣伝費等、事業を行う上で発生する諸費用です。

交際費は取引先との商談や付き合いの際にかかる諸費用のことで、企業によっては新年会や忘年会費、ゴルフコンペ費用等も含まれます。

業種によって発生する経費はさまざまですが、取引先が関与しない社内のみで完結する経費については、最もコスト削減に取り組みやすいコストといえるでしょう。

事業所の維持費用

事業所の維持費用とは、事業所(オフィス)を使用する上で発生する費用です。

具体的には、以下の費用が事業所の維持費用として挙げられます。

  • ●家賃
  • ●水道代や電気料金等
  • ●通信費
  • ●リース代や備品代
  • ●その他IT機器関連コスト

水道代や電気料金、通信費、リース代、備品代等は、現在の使用状況をふまえて見直すことでコスト削減が可能です。

一方で、事業所の家賃を下げたい場合は事業規模や従業員数に応じて事業所の移転を検討する必要があります。

コスト削減を行うメリット

コスト削減を行うメリット

企業が取り組むコスト削減には以下のメリットがあります。

  • ●企業の利益増大
  • ●業務効率化による労働生産性の向上
  • ●新事業や技術開発への再投資
  • ●従業員への賞与の原資確保

前述したとおり、企業が利益を増やす主な手段は「売上を増やす」か「コストを減らす」の2択です。

売上を増やすにはさらなる企業努力が求められ、場合によっては追加コストが発生することもあります。

一方、売上からコストを差し引いた分が企業の利益となるため、コスト削減に成功すれば、同じ売上高でも企業としての利益は増大します

利益が増大すれば、新事業や技術開発への再投資、従業員への賞与の原資を確保できるでしょう。

また、コスト削減に取り組む中で無駄を省き、業務効率化を実現できれば、労働生産性の向上にもつながります。

コスト削減を行う手順

コスト削減は以下の手順で行うことが大切です。

  • 1.現時点のコストを把握する
  • 2.削減が見込まれるコストをリストアップする
  • 3.効果予測の上でコスト削減の優先順位を決める
  • 4.コスト削減の具体的な目標を設定する
  • 5.コスト削減の方法を実践する

コスト削減を成功させるには、綿密な計画を立てる必要があります。まずは現時点のコストを正確に把握し、削減が見込まれるコストをリストアップして優先順位を決めましょう。

現状のコストを把握する際は、業務ごとに発生しているコストを明らかにし、コストを 「見える化」 することも重要です。

また、企業がコスト削減に取り組むには、社内の各部門や従業員の協力が必要です。

現状のコストが把握できたらコスト削減の具体的な目標を設定し、取り組みについて社内へ周知徹底を行いましょう。

コストを削減するためのルールを作成し具体的なマニュアルを掲示することで、社内全体でのコスト削減への意識が向上します。

ただし、コスト削減に努めるあまり業務効率が低下しては意味がないため、各部門と連携して無理のない範囲で実践できるコスト削減に取り組みましょう。

コスト削減の具体的な方法

本項目では、コスト削減の具体的な方法を以下の項目に分けて解説します。

  • ●人件費の削減方法
  • ●経費の削減方法
  • ●事業所の維持費用の削減方法

人件費の削減方法

人件費を削減するには、例えば以下の方法が挙げられます。

  • ●求人媒体や採用方法の見直し
  • ●外部委託(アウトソーシング)の検討

企業における人件費は、最も削減が難しいコストのひとつです。

まずは、求人媒体や採用方法の見直し等、人材確保にかかる諸費用の削減から始めましょう。

例えば、新卒採用を実施する場合、求人サイトへの広告費や会社説明会の開催費用等、さまざまなコストが発生します。

そこで、社員や知人から採用候補者を紹介してもらう 「リファラル採用」 や、自社で人材へ直接アプローチを行う 「ダイレクトリクルーティング」 といった方法を導入することで、採用コストを抑えられる可能性があります。

また、業務内容によっては外部委託(アウトソーシング)を活用することで、人件費の削減が期待できます。特定の業務を外部に任せることで、既存の人材がコア業務に専念でき、業務効率の向上にもつながります。

経費の削減方法

社内の経費を削減するには、例えば以下の方法が挙げられます。

  • ●ペーパーレス化
  • ●広告費の見直し
  • ●消耗品費の見直し

社内で共有する資料や取引先への提案資料等、書類を印刷する機会が多い企業も多いでしょう。

書類を印刷するだけでも、コピー用紙代やインク代等の消耗品代、コピー機を稼働させるための電気料金等がかかります。

社内のペーパーレス化を進めることで、これらの諸経費を削減できます。コピー機本体の台数を減らすことでさらなるコスト削減効果も期待できます。

また、外部メディアや紙面への広告掲載料が発生している場合は、費用対効果をふまえ、他メディアや紙面への切り替え、広告の掲載中止等も検討することが大切です。

なお、企業の経費削減については以下の記事で詳しく紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。

事業所の維持費用の削減方法

事業所の維持費用を削減するには、例えば以下の方法が挙げられます。

  • ●テレワークの導入やフリーアドレス化
  • ●事業所の固定費の見直し(レンタルやリース代等)
  • ●電力会社の見直し
  • ●LED照明器具の導入
  • ●高効率なヒートポンプ空調システムの導入
  • ●空調設定温度や照明の使い方等の見直し

テレワークやフリーアドレスの導入によって、オフィス内の電気料金を大幅に削減できます。従業員の出社頻度が減ることで事業所の縮小が可能となり、家賃の削減も期待できるでしょう。

さらに、電力会社の見直しやLED照明の導入、高効率なヒートポンプ空調システムの導入等によっても、事業所の維持コストを削減することが可能です。

加えて、空調の設定温度や照明の使用方法の見直しを従業員全体に周知徹底することで、日常的なコスト削減にもつながります。

ただし、事業所の規模や従業員数によっては、一括管理が難しい場合もあります。そのような場合は、空調自動制御サービスの導入がおすすめです。電力使用量の見える化や自動調整機能の活用により、快適な職場環境を維持しながら効率的なコスト削減を実現できるでしょう。

企業のコスト削減なら関西電力の「おまかSave-Air®」がおすすめ

企業がコスト削減に取り組むなら、関西電力の空調自動制御サービス「おまかSave-Air®」がおすすめです。

業態を問わず、建物のエネルギー消費割合は「空調」が40〜50%と大半を占めており※1、空調にかかる電力を制御できれば、電気料金の大きな削減効果が期待できます。

「おまかSave-Air®」 は、関西電力グループオリジナルの制御ロジック(特許取得)により、空調を自動制御し、快適性を維持しながら電気料金の削減を実現します。

関西電力の「おまかSave-Air®」の特徴

  • ●初期費用ゼロで安価な月額料金でサービスの導入が可能
  • ●電力使用量と最大電力を抑えることで電気料金を10〜20%削減※2
  • ●工事にかかる期間は2〜3日程度、既存の室外機に後付けするのみで改修工事も不要※3
  • ●ダイキン工業・日立・三菱電機等の国内主要空調メーカーに対応しており※4、メーカー保証も継続
  • ●最短数ヶ月〜半年前後で調査・提案・導入とスピーディな対応が可能※5

「おまかSave-Air®」 は関西電力のサービスですが、全国で利用できます(沖縄・離島を除く)。電気料金の削減効果が気になる方は、10秒シミュレーションをご利用ください。

企業のコスト削減方法として省エネ設備の導入を考えているものの、初期費用や運用コストが気になり迷っている場合は、ご相談されることをおすすめします。

企業のコスト削減は節約だけでなく収益力の改善効果も期待できる

企業活動におけるコストは「原価」を指す言葉で、利益を得るために必要な企業活動にかかるすべての費用のことです。

コスト削減は、利益を得るために必要な企業活動にかかる費用を削減し、利益増大を目的に行われます。

コスト削減の方法はさまざまですが、効率良くコスト削減に努めるなら、建物のエネルギー消費割合の大半を占める「空調」の使い方を見直すことがおすすめです。

「おまかSave-Air®」なら初期費用ゼロかつ安価な月額料金※で省エネを実現できます。

関西電力の公式サイトで10秒シミュレーションができるので、この機会に利用してみてはいかがでしょうか。

  • ※初回契約は原則6年、初回契約終了後は1年ごとの自動更新となります。また、お客さまのご都合で解約いただく場合には、解約金をいただきます。

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栗原 深雪(くりはら みゆき)

監修者 栗原 深雪(くりはら みゆき)

社会保険労務士・産業カウンセラー・キャリアコンサルタント・医療労務コンサルタント
社会保険労務士法人レアホア 代表 2014年社会保険労務士登録、2016年開業 東京都社会保険労務士会所属/厚生労働省働き方改革推進支援専門家/医療労務管理アドバイザー/神奈川産業保健総合支援センターメンタルヘルス・両立支援促進員 企業からの労使トラブル相談への対応だけでなく、育児・介護・病気治療と仕事の両立支援やハラスメント、メンタルヘルスの外部相談窓口対応など、誰もがいきいきと楽しく仕事ができる環境を整備するための支援を行う。

HP:https://leahoa.com/

サービス概要資料

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エネルギーコスト削減、脱炭素に向けた取り組みのために、まず始めるべきは 「空調の省エネ」 です。現在お使いの空調機に制御用コンピューターを取り付けるだけで、省エネと快適性の両立ができる全く新しいサービスです。

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